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京都徒然.御朱印

京都徒然.御朱印

借り手が急に増えたわけ

1995年ごろまでは、いたるところに空き町家や長屋があったのです。
もちろん借り手も多くなかったのです。
それを一気に借り手市場にしたのは、小針邸の有効活用が新聞紙上に掲載されたことからです。
そんなところがあるなら借りたいと申し出たのは、若者ばかりでした。
それが、西陣の空き町家活用の推進力となって、「アーティストと町」という現象が日本中で起こりましたが、西陣では、わざとアーティストを誘致するような「まちづくり」手法ではなく、自然に集まってきたというのが特徴です。
他では、「まちづくり」や「コミュニティーの再構築」のために、アーティストを利用しようとしたり、道具として使うから、失敗するのですが。。そんな簡単な事もわかっていないようです。
よく視察に来た他都市の行政や商工会議所が、わたしたちの説明に、驚いたりしていました。
「まちづくり」なんて片手間でできるもんじゃないのに、同じ部署に3年勤めたら配置換えになる行政ができるはずがない。そう思いませんか?
配置されてきた新人は、最初何も知らない。。また一からの出発。ああ、これじゃね。こっちも力が入らないってもんですよ。


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